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第壱話 『告白』

第壱話 『告白』

幡リョウスケ、彼の場合
EXILEが好きなキャバ嬢を水族館に誘った。

『だって仕方なかったんじゃないか』

(なぜ誘った?)

『行きたかったから』

(だから誘ったの?)

『違う、違う、違うんだ』

(同じ人間だから?)

『ああそうさ』

(だから誘ったの?)

『好きでやったんじゃない。でも仕方なかったんだ』

(だから誘った)

『本当にこれでよかったのかな?』

(強迫観念)

『わからない。僕はどうしたらいい?どうしたらいいんだよ?』

(何が怖いのか?)

『自分が』

(何が怖いのか?)

『嫌われる事』

(何が怖いのか?)

『誰に?』

(何が怖いのか?)

『嫌われたらどうしよう?どうしたらいいんだ?
僕には1mmもEXILEの要素がない。誰か教えてよ』

『結局、僕はキャバに行くしかないのか?』

(何故キャバに行くのか?)

『みんなが行けって言うから』

(だからキャバに行くのか?)

『そうだよ、いいことじゃないか。とってもいいことじゃないか。
そうすればみんなが褒めてくれる。大事にしてくれるんだ。』

(嘘ね)

『...』

(あんたバカぁ?結局自分の為じゃない)

『...』

(そうやってまた自分に言い訳してる)

『そっかな?』

(他人の為に頑張ってるんだと思う事自体、
楽な生き方してるって言うのよ)

『そうなのかな?』

(要するに寂しいのよ、あなたは)

『そうなんです 笑』

もうすぐ新作の上映始まりますね!
楽しみやわ!!!

HATA











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Posted by Unknown, Published at 10:07 PM and have